3000トン強の排水量は第二次大戦時の巡洋艦としては小型で、装甲を持たない船体構造や、上部構造物の形態から、むしろ敷設能力を強化した大型駆逐艦、といった存在である。大戦直前から戦中にかけて6隻が竣工し、高速を利用した機雷の強行敷設や輸送、船団護衛などに重宝され、ウェルシュマン※を含む3隻が戦没した。
簡潔に説明すると、こんな感じになるでしょうか? ここだけの話なんですが(笑)、『聯合艦隊』を発売しているメーカーさんから、次のサポート誌に掲載される欧州各国海軍戦艦・巡洋艦の解説記事の校正を依頼されました。アブディール級が抜けていたので、新たに書いてみた次第です。 頂いた原稿の中には、ちょっと?なものもあったので、ネタバレ承知で紹介します(ええんかいな~)。 シャルンホルスト級 海軍再建計画で、ポケット戦艦の建造の成功により、大型の2万トンの巡洋艦を計画した。しかしフランスが「ダンケルク」の建造に着手したため、対抗するためもっと規模の大きい艦に変更された。昭和10年にベルサイユ条約を破棄し、建造が行われた。3万トンクラスの大型艦になったため、28センチ3連装砲を3機搭載できた。機関もディーゼルを予定したが、高速を得るためタービンに変更されている。第2次世界大戦には間に合ったが、艦隊が組めない以上、単艦による作戦で使用されかなり無駄に消耗された。 う~ん、間違ってはいないんですけど、なんとなく言い回しが変、というか、外国の資料を直訳したような(それにしては昭和10年だし)、あるいはあまり艦船ちゃんじゃない方がお書きになったような・・・・ で、ちょいと修正。 海軍再建計画で、ポケット戦艦の建造の成功により、2万トン級の装甲艦を計画した。しかしフランスがダンケルク級中型戦艦の建造に着手したため、対抗上より大型の艦に変更された。1935年のベルサイユ条約破棄後、建造が行われた。3万トン超の大型艦としたため、28センチ3連装砲を3基搭載できた。機関もディーゼルを予定したが、高速を得るためタービンに変更されている。第二次大戦開始時より作戦に従事したが、本格的戦艦と相対するには火力が不足しており、不利な戦いを強いられた。 ちょっとマシになったかな?校正というのは、オリジナルを生かしながら読みやすくする作業なので、ゼロから書くよりかえって難しいかも・・・・ できあがった物を送ってやれやれひと安心、と思っていた本日、お返事をいただきました。 記事自体が非常に美しく変身していますね(笑)。 あ~うれしや♪ でも何箇所か赤で修正入れられてたり(^^; 『土(注・トルコ)軍があるのに、仏海軍は?』という質問がきたのですが、どう考えますでしょうか? へ? 『聯合艦隊』にはフランス艦なんてユニット化されてなかったような・・・・ん~、やっぱり要るんかな~。ワシントン条約5大海軍国のひとつだし、ドイツやイタリアとのカラミもあるし。 先ほど『書かせていただきます。』と返事出しちゃいました。今回は全くのゼロから書くわけですが、さてさてどんな仕上がりになりますやら、請うご期待(?)。
by RZ350RR5678
| 2007-01-11 23:50
| 艦船ちゃん
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